幹の会と株式会社リリックによるプロデュース公演の輝跡

「ありがとうございました。」 

丹羽貞仁

 
  平先生とは、二十代前半に大阪の舞台でご一緒させていただいたのがご縁の始まりで、その後幹の会にも参加させていただきました。
初めて参加させていただいた時には全国ツアー巡業の公演回数、日数の凄さに驚き、公演中にはあまりの長さに一生終わらないのかと錯覚するぐらいでした。
しかしながら、そのおかげで日頃聞けない先生の舞台に対するお気持ちや、本番に備える生活の在り方など様々なことを話していただき、勉強させていただきました。
そうそう、最初の『十二夜』公演の時には先生の稽古場への送り迎えの車の運転手もさせていただき、車中、先生と色々なお話をしたことも忘れ難い想い出です。
どのお話しを聞いても、只々先生の役者としての精神、魂には驚くばかりでした。
そんな貴重な時間を過ごさせていただけたのも幹の会ならではなのかと思っております。
それはそうですよね。
巡業公演では大先輩と朝から晩までご一緒でき、一つ一つを拝見できるのですからね。
私もいつか必ず、また先生の作品に参加させていただきたいと切に願い、励んでおりましたのに・・・。先生から様々なことを教えていただきましたが、まだまだ足りません!
もっともっと勉強、吸収しておけばと後悔の念が尽きません。
 
 先生から学んだこと、教えていただいたことを大事に、そして胸に刻み、日々励みます。
先生、ありがとうございました。